2013.07.24

セボンスター

小さいころ、母によく買ってもらっていたセボンスターというお菓子付きのアクセサリー。

アクセサリー付きのお菓子ではなくて、お菓子付きのアクセサリー。

大人になってから、ふと欲しくなって、買いに走った。


お菓子コーナーで、子どもたちに紛れセボンスターをさがす背徳感。

レジで差しだす羞恥心。


わたしのじゃないもん。
いとこに買ってあげる用だもん。


誰に疑われたわけではないが、そんな顔で事終え、ひらく小さな筒型の箱。


やっぱり、かわいい。
やっぱり、身につけられない。


たまらなく愛おしいきもちがおしよせて、年月の長さを知るのでした。


大人のセボンスターがあれば良いのに。

でも、それは最早セボンスターではないのだ。


何度も買ってもらったのに、ぜんぶ、どこへ行っちゃったんだろう。

 

 

 

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2013.06.04

前夜

家に帰ると、部屋の真ん中に、まっ白な机が置いてありました。

 

棚の二段目にパソコンを入れて、いつも床に座って作曲の作業をしていたわたしに、両親がプレゼントしてくれたのでした。

 

お父さん、お母さん、ありがとうございます。

 

この机から、数えきれないくらいの名曲を、わらっちゃうくらい産みます。

 

 

 

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2013.05.05

魔女図鑑

いつか、魔女にさらわれる夢をみた。

 

繁華街の隅にある古い洋館で、黒地の布を幾重にも合わせ、キラキラした装飾品を身につけた、妖しいおばあさんに、さらわれた。

 

とても怖かったのに、目が覚めたら、おそろしさは異世界への憧れに変わっていた。


それが本当のきっかけだったのかは、10年以上前のことで忘れてしまったけれど、わたしは子どものころ、魔女修行をしていた。


我が家は工場を営んでいて、増築を繰り返し複雑な構造になった建物は今にも崩れそうなほどボロボロで、お化けが出そうだった。
外付けの急な階段の横には曇った窓硝子が並び、何かが映ってしまっているのを見ないように、鼻をつまみ息を止めて駆け上がる。
やがて、視界がひらけて屋上に出ると、下方には近所の家の屋根が広がり、電線がどこまでも張り巡っていた。

 

ほったて小屋はその場所にあった。わたしの場所だ。
祖母のおさがりの黒いロングスカートをはき、魔法のスティック、歌詞ノートや日記帳を詰めた鞄、おやつ、犬や兎を連れて、よくその場所に行った。
多くは、お年玉で買った箒にまたがったり、本を読んだりするだけだったけれど、それがわたしにとっての魔女修行だった。

 

自らにマジカルウィンディちゃんという名前を付けて、現実と妄想の世界を行き来していた。
いつか魔女の迎えがくると信じることで、自分をやっとのこと保っていたのかもしれない。

 

現実のわたしは、朝になるとお腹が痛くなり、学校に行けない、外を出歩くことにも怯える子どもだった。
そんな暮らしを何年かした。

 


音楽をはじめるのは、もっと後の話だけれど、魔女になりたかった時代は、わたしが歌をつくる衝動の底にあるものだとおもう。
大人になり、やっと、その時代を大事に思えるようになって、世のなかにはじめて送りだす音源を、『魔女図鑑』と名づけました。

 


魔法のスティックは、工場取り壊しのときに、ほったて小屋に置いてきた。

 

 

 

長い文章を読んでくれて、どうもありがとう。

2013.04.23

ゆとり

三月に大学を卒業しました。


 

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CanCamも合コンも、サークルもヴィトンのバッグもなかった、オレンジデイズ。


小学生みたいにじゃれ合って、大概は色気のない話で笑っていた。

 

 

学食でだらだら過ごしたことも、

 

並んで授業を受けたことも、

 

いつも焼肉だったことも、

 

歌を聴いてくれたことも、


わたしの永遠の宝物です。

 

 

 

 

学校の前に掛かっている橋。

 

ギターを背負って、何度も夕焼けを渡った。

 

天井からは、未来のわたしが覗きこむ。


 

きっとこの夢を叶えたい。

 


 

 

愛しい友たちよ、
健闘を祈る。

 

 

 

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2012.10.22

ここ

わたしには小さいころから名付け願望があり、
いつか赤ちゃんを産んだなら、どんな素敵な名前にしよう?と日々悩んでの今があります。


飼っていたうさぎ、亀、金魚、トカゲにはもちろん、

当時大流行したおもちゃ、ファービーにも「ハービー」という名前をつけていました。

 

幼稚園のころ付き合っていた架空の恋人にも
「せっちゃん」という名前がありましたね。


せっちゃんについてはまたの機会にお話しますが、

 


なんで名前をつけまくっていたのかって、
名前が好きだからです!

 

自分にも名前をつけていました。

 

忠実屋ヒロコ...
みちよ...
マジカルウィンディちゃん...


この三人の同一人物についても、またの機会にお話しますが、

 

きのう、胸がとても苦しくなったので、大事なことを唱えていたのです。

 

心ここに、心ここに、

 

苦しいときにも、
心を置いてけぼりにせず、いつも心で感じられるように、

心ここに。


そうしてわたしにいつか娘が生まれたら、

ここちゃん

て名前をつけたいと思いました。


生きていれば色んなことがあるから、
時には心を殺すことも必要なのかもしれないけれど、最後には元あったここに戻ってきてほしいと思います。

 

早速この案を友達にメールしたところ、
思わぬ返事をもらいました。

 

彼氏つくって(笑)


と返ってきたのであります!!

 

けしからんよね!!!

2012.10.17

MINAMI WHEEL

2012.10.14
MINAMI WHEELに初出演させていただきました。


大阪はミナミのライヴハウス一帯で、三日間に300組以上が出演するこのイベント。

わたしの時間を選んでくださったみなさん、
どうもありがとうございます。


あっという間のことでした。

 

素敵なメンバーをご紹介

pf.横山裕章(L.E.D.)
perc.畑利樹(ex.東京事変)

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ライヴが終わったあと、
大阪でお仕事をしているりさちゃんと久しぶりに会えた。

りさちゃんとは高校のときにバンドを組んでいました。


フレフレフラレという歌はりさちゃんに書いたの。

 

りさちゃんは優しすぎる我慢しすぎる。


元気でね。
からだをこわさないでね。

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2012.09.06

ルージュ

渋谷duoのライヴにお集まりくださった皆さん
どうもありがとうございました!


ホームページの絵を描いてくださった小出茜さんも来てくれて、ちょううれしかったです。

 


duoは、一昨年にミュージックレボリューションでらりるれりんを歌った場所でした。


記憶のセロファンを重ねて、舞台に残る当時のわたしと一緒にらりるれりんを歌唱。

 


七月のライヴでは口紅を忘れちゃった代わりに印鑑を押して、唇がピリピリ痛かった。

今回は思いの丈をぬりぬり真紅のルージュ。

 

赤かったですね!

 


バンドメンバーのみなさん、
一緒に演奏できてたのしかったです。


pf.佐藤友亮(sugarbeans)
ba.時光真一郎
perc.高橋結子


聴きに来てくださった、
アレンジャーの石崎光さんも含めパシャリ!

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みんな個性があふれている

 

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2012.09.06

イーハトーヴ

 


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8月9日、
仙台から新幹線で岩手県花巻市へ

ここは宮沢賢治がいた国

 

見たことのないようなみどりの色


イギリス海峡


怪物みたいな向日葵


透きとおる三ツ矢サイダー

 

 

しゅわしゅわ

 

 

岩手から帰ると、七尾旅人さんの新譜リトルメロディが届いていた。

 

日本のうた

旅のお土産みたいな音源

 

心のなかに微炭酸がそそがれて
ここちよい。

 

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2012.08.22

銀木犀

夕涼みコンサートの翌日
「荒城の月」の作者、土井晩翠先生の御宅へおじゃましました。


家も庭も箪笥も枕カバーでさえ、当時のまま。

都会のまんなかで、
その敷地だけ時代がぐんにゃり。

 

机には土井晩翠の校歌集が置いてあり、
どの詩にもその土地をあらわす言葉がはいっていた。


大人になってふと校歌を口にしたときに、ふるさとの景色がよみがえるね。


生前の土井晩翠は短気でせっかちな人だったみたいだけど、兄貴肌で気前のよい人でもあったそうな。


校歌を読んでいたら、とっても思いやりのある人だったんじゃないかと想像してみたり。

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庭の銀木犀。

いつも机にむかっている晩翠さんの気を引こうと、甘いかおりをさせていたのですか。

2012.08.21

夕涼み

はじめての仙台七夕祭り。

夕涼みコンサートのお客さんはとてもあたたかかったなぁ。
大勢の方が見ず知らずのわたしを手拍子で迎えてくれた!


いっしょに演奏してくださったのは塩谷哲さん。

息にそっと寄りそうピアノ。
がらんどうという曲をもっと好きになりました。

でも、舞台を降りたらおもしろいお兄ちゃんな人柄なのがまたかっこよかったです。
またお会いできますように。


矢井田瞳さんが舞台でわたしの名前を出してくださったとき、ヤイコの歌を聴いていた小学生からの日々がプロモーションビデオのようによみがえり、ついつい酔って泣いてしまった。

あっちがわはこっちがわに。
わたし舞台の幕のむこうにいるのだ。

出演させていただき、
ほんとうにありがとうございました。

 

この日は川口からおじいちゃんおばあちゃんと両親も来てくれて、
仙台に住んでいる叔父さん一家にも会えるきっかけとなってよかった。

そして、なんとわたしの親友も高速バスに五時間ゆられ来てくれました。
ゆっきぃありがとう。

会場の寄せ書きスペースに書かれていたメッセージが健気すぎて、もう。

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2012.07.24

Eddy Box

幼馴染のめぐちゃんは
お菓子職人のたまごである。

昼は大学、夜は製菓学校の日々。


小学生のころ、
めぐちゃんとゆきちゃんとわたしは
同じ町会に三角を結んで暮らしていた。

毎日のように遊んで
何度も絶交ねって言い合ったけど
次の日には忘れておはよう。


めぐちゃんはお菓子づくりが得意で、クッキーを焼くたびに

かよちゃん~!

と家までおすそわけしに来てくれた。


小学生にとって、クラス替えは国も法律も変わるような革命だけど、
三人がバラバラに散ってもおすそわけしに来てくれたクッキー。
うれし美味しかったなぁ。


めぐちゃんのお菓子はおもちゃのチャチャチャ。
いたずら心満載で、
やられた~ってにやける。


そんなお菓子たちを見るたびに
子どものころのめぐちゃんの心をのぞいたような気持ちになる。

驚かせ好きなめぐちゃんも
お菓子みたいに可愛いひと。


みなさんにも
芽久美ワールドをおすそわけ!

HPのうえのほうにあるMessageから連絡もできるそうです♡

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2012.07.18

みつあみ

五月の終わり
 
あたらしいホームページの絵を描いていただけることになり、小出茜さんにお会いしました。
 
 
はじめて小出さんの絵を見たときの、心がきゅうっと握りつぶされる感覚が水にもどる。
 
 
おこがましくて怒られちゃうかもしれないけれど、違う国で同じことをしているわたしたち。
猫みたいだった。
 
 
帰り路はコンクリートがやわらかくて
宝石が埋めこまれたみたいに光っていた。
 
一生になんども訪れない
魔法にかかった夜

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2012.07.08

お願い

明日は大事な大事な友人たちの試練の日。

みんなを応援する言葉
何を言っても薄情に感じられてしまう。

どうしたら伝わるかな。


みんなはすでにわたしの先生です!

子供が出来たらみんなのいる学校に入学させたい!


...ほんとうなのに違う。

応援するのってむずかしい。
わたしのこと、いつも何気なく応援してくれてありがとう。
まっすぐなみんなを誇りにおもう。


先生になれますように!


心の短冊にお願いしたよ。

おやすみなさい。

2012.06.30

よろしくかよこ

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あたらしいダイアリーにようこそ!
ごらんいただき、どうもありがとうございます。


わたしのかよこは

嘉代子

です。

わたしは吉澤嘉代子だったのです。


かよこのダイアリイ
これから色んなこと書きたいな!